【夢を旅する】親として子供に伝えたい物語No.1「アルケミスト〜夢を旅した少年〜」を解説!

妻との生活、妊娠、赤ちゃん
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今日も今日とて、元気に妻を内側から蹴っている我が子ですが…

性別が判明しました。

おそらく男の子とのことです。

妻は「どっちがいいとかはないんだけど、私と性別が違うからどう育てればいいのかちょっと不安…」

と、言っていました。

女の子だった場合は、自分がそんな風に思うのかなとか感じつつ、今日も私は育児本を読み進めております。

我が家の場合、特にお受験とか、有名大学へ行って有名企業に就職してほしいとかは考えておりません。

それよりも、自分で考えて、自分やりたことに向かって行動できる人間に育ってほしいと願っています。

それは、私自身の経験上その方が楽しいし、幸せだからです。

そして、そんな願いを込めて、我が子には是非読んでほしい物語があります。それは…

私が人生で最も繰り返し読み続けている本「アルケミスト〜夢を旅した少年〜」です。

アルケミスト〜夢を旅した少年〜

写真は私が持っている文庫本なのですが、ご覧の通りカバーはなく、ボロボロです。

学生の時に購入して以来、海外での料理修行の時や、どこか旅行に行く時は必ず持ち歩き、そして何度も読んできました。

自分が夢や目標に向かっていくにあたり、この本は常に大事な道標になってくれました。

そらひろ
そらひろ

今回はそんな、自分の中でとても大切な本の解説をします。

なぜ子供に読ませたいのか?

この物語を子供に伝えたいと思ったポイントですが

まずは、何より人生における大切な知恵がたくさん詰まっているからです。

「自分の人生を生きるとはどういうことか?」

「夢を叶えるにはどうしたらいいか?」

「夢を追っていく中で、出会う困難に対してどう立ち向かっていくか?」

この本には、そんな素晴らしい人生を生きるにあたってのヒントが本当にたくさん散りばめられています。

1ページ、1ページとめくるごとに素晴らしい言葉に出会えるはずです。

そして、子供に伝えるにあたって大事なのが非常に読みやすい小説だということです。

絵本ではなく、文字のみで構成される小説なので、子供にとって読みやすいか、また引き込まれる内容かというのは重要な要素です。

内容量は、小説にしてはそこまで多くはなく、早ければ1〜2時間で読み終わることができます。

そしてストーリーは、羊飼いの少年が旅をするファンタジーで、おとぎ話のよう。

かの「星の王子様」と並んで称さるほど素晴らしい内容です。

あらすじ

作者はブラジルのパウロ・コエーリョ氏。

この本は世界中で翻訳され、読まれ続けています。

主人公は羊飼いの少年「サンチャゴ」

彼は、羊の群れを連れながら旅をする少年でした。

羊飼い

サンチャゴはここ最近、全く同じ夢を見るようになります。

その内容は「一人の子供がサンチャゴの羊と遊び、しばらくすると突然サンチャゴの手を引いて、エジプトのピラミッドまで連れていく。そこで子供はサンチャゴに『あなたがここに来れば、隠された宝物を発見できるよ』と伝える」というものでした。

その後、ジプシーの占い師と、運命を実現しようとしてる者の前に現れるという王様の言葉により、サンチャゴはピラミッドを目指す冒険の旅に出かけます。

前兆を読む

本作の文中で幾度となく出てくるのがこの前兆という言葉です。

これこそが、本書における一番重要なメッセージではないでしょうか。

「宝箱を見つける為には、前兆に従って行かなくてはならない。神様は誰にでも行く道を用意して下さるものだ。神様がおまえのために残してくれた前兆を、読んでゆくだけでいいのだ」

「前兆の語る言葉を忘れてはいけない」

アルケミスト本文より

王様はサンチャゴにそう伝えました。

それ以降、サンチャゴは旅の中で数々の巡り合わせと、選択を迫られる場面に出会います。

何かを為そうとする時、時には思いがけない助け、また時には思いがけない試練を経験することに…

それは、自分が夢を叶えるために必要なことを教えてくれる「前兆」なのです。

例を一つ挙げると、サンチャゴは異国にたどり着いた瞬間に、泥棒にだまされて一文無しになってしまいます。

ひとりぼっちで絶望に暮れたサンチャゴは、王様の言葉を思い出し、こう考えます。

自分を泥棒にあった哀れな犠牲者と考えるか、宝物を探し求める冒険者と考えるか、そのどちらかを選ばなくてはいけない

アルケミスト本文より
異国の地

「前兆」にまつわる私の経験談

私自身、この「前兆を読む」という考えで、人生が大きく動いた瞬間があります。

料理の専門学校に通っていた頃、当時お付き合いしていた女性にフラれてしまいました。

初めての彼女だったので、すごくショックでしばらく落ち込んでいた日々でしたが、やがてこんな風に考えるようになりました。

そらひろ
そらひろ

今のヤケになりそうな気分なら、怖気付いて、頭でイメージするしかなかった冒険ができるんじゃないか?

そらひろ
そらひろ

もういいや!!もう恋人いないから、後ろ髪引っ張られる気分を味わうことはない!!!

そらひろ
そらひろ

日本で就職するのやめた!!俺イタリア行く!!!

そらひろ
そらひろ

これは俺がチャレンジするための前兆なんだ!!!

私の学生時代というのは消極的で、なかなか思い切った行動には踏み切れないタイプだったと思います。

ですが、フラれて半ばヤケクソの気持ちで、バンジージャンプしてしまうような決断をしました。

私はこの瞬間「彼女にフラれたただの学生」から「解き放たれて海外でチャレンジをしようとする若者」に変わったのです。

失恋が一つのきっかけに

ちなみに、私の母に

そらひろ
そらひろ

俺、卒業したらイタリア行くことにした

と、事後報告をしたところ

あぁ、そう

と、拍子抜けの返事をされました。

突然の海外行く宣言に全く動じないウチの親スゴいな…、とコチラが唖然としました。

そうして1年後、私は本当にイタリア、さらにはフランスのパリで生活しました。

私の経験、皆様はふざけたお話だと思いますか?バカみたいだと思いますか?

ですが、こんなバカみたいな考えと決断により、私は大多数の方ができないであろう貴重な経験をしました。

それは、フラれたことを「前兆」と捉えて行動したからです。

これ以外にも、私は人生における決断の中で「前兆」を感じる機会が何度かありました。

きっと、皆さんの日々の中に「前兆」は何度も現れています。

もちろん、将来の我が子にもね。

自分の人生を生きる

サンチャゴは、農家の家に生まれて、16歳になるまで神学校(神父になるための学校)に通っていました。

神父というのは、この時代においていわゆるエリートと呼ばれるような、皆から尊敬される職業です。

対して、作中の羊飼いという職業は、どちらかと言われれば低い地位に見られるものでした。

それでも、サンチャゴは「もっと広い世界を知りたい」という思いから、神父になるという安定の道を断ち、父親の反対を押し切って、羊飼いとして旅をしていました。

教会

SNSがより身近になった今の時代、人々の承認欲求は止まることを知りません。

「みんなに羨ましがられるために」「いいねをたくさんもらうために」

我が子には、そんな周囲の人間が主体となった人生ではなく、自分が信じるもの、自分がやりたいことを、自分の責任で貫いていけるような人に育ってほしいと願っています。

あなたの人生はあなたが主役。

その価値も、責任もあなたのもの。

行動できるように

作中には、サンチャゴの行動を際立たせるために、対となるような人物がいくつか登場します。

自分も旅をしてみたいという思いを、何十年も前からしまい込んでしまったサンチャゴの父親。

いつか旅に出たいという思いで始めたお店から、離れることができないパン屋。

いつかメッカへの巡礼に行きたいという思いつつ、それが叶うのを恐れるクリスタル屋の主人。

わしは何も変えたくない。

どうやって変化に対応したらいいか分からないからだ。

わしは今のやり方に慣れているのだ。

アルケミスト本文より

おまえはわしに、今まで知らなかった富と世界を見せてくれた。

今、それが見えるようになり、しかも、自分の限りない可能性に気付いてしまった。

そしておまえが来る前よりも、わしはだんだん不幸になってゆくような気がする。

なぜなら、自分はもっとできるとわかっているのに、わしにはそれをやる気がないからだ。

アルケミスト本文より

もしもわしの夢が実現してしまったら、これから生きていく理由がなくなってしまうのではないかと怖いんだよ。

アルケミスト本文より

サンチャゴが一年近く働いた、クリスタル屋の主人が発した言葉たちです。

挑戦することで失敗し、失うのが怖い。

周りの評価を気にしてしまい、自分のやりたいことができない。

慣れてしまった今の生活が変わるのが怖い。

夢を追うということは、その未来の恐怖と向き合うことでもあります。

サンチャゴは物語の終盤、砂漠の中で恐怖に震える自分の心と向き合います。

人は、自分の一番大切な夢を探求するのがこわいのです。

自分はそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているからです。

アルケミスト本文より

そんな恐怖に対して、共に砂漠を渡っている錬金術師はこう答えます。

傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりも辛いものだと、おまえの心に言ってやるがよい。

アルケミスト本文より

せっかく芽生えた自分の夢が、恐怖の元に、また自身の足かせになってしまわないように…

その恐怖の心と向き合って、一歩ずつ夢に向かって進んでもらいたいものです。

砂漠を進む

おわりに

今回ご紹介したのは、ほとんどが物語の前半部分で、まだまだたくさんの学びがこの本には詰まっています。

私自身は、これからサンチャゴの父親側の立場になるわけですが

我が子が語る夢に対して、私はどのような反応をすることになるのでしょうか?

きっと、夢を語る本人とはまた違った不安や恐怖があり、私もまた、その心と向き合っていかなければいけないのでしょう。

もし、この記事を読んで、興味が湧いた方がいらっしゃいましたら、是非読んでみてください。

いくつになったとしても、夢を抱くことはできる、そしてそれを叶えられるのは、自分自身だけです。

では

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