【それ、もしかしたら煽られてるかも】最後までゆっくり楽しむために、コースはスムーズに食べるべき、その理由を解説【サービスマン心の叫び】

料理と飲食業
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見た目も綺麗なコース料理

高級レストランでは、基本的にコースで料理をお出ししています。

いくつか内容が違うコースから選んでいただくのもあれば、1種類のコースのみでお出ししているレストランも割とあるものです。

コース料理と言えば、見た目にも美しい少量多皿の料理たち。

それをワインなんかと共に、優雅にゆっくりと時間を過ごすのを楽しんでいく。

なんともいえない特別感、優越感…。

高級レストランの醍醐味ではないでしょうか。

ですが一部のお客様に、サービスマンから心の声を(言えないので)文字にさせていただきます。

早く食ってくれぇぇ!!!

⚠︎画像はあくまでイメージです

以上です。

どうか怒らないでください。炎上しないで、待ってブログを閉じないで。

ここからはサービスマンがそう思ってしまう状況について、ご理解いただけるように詳しくお話しさせていただきますのでよろしくお願いします。ここからが本番です。

その理由とは

なぜそのような心の叫びが出るのか、それはサービスマンが

お客様を急かさなければいけない状況になるから

です。

こちらとてお客様を急かすことはできればしたくないんですよ…。

楽しんで食べていただきたい、水を差すようなことはしたくない。

でも…。

でもね…。

タイムリミットがすぐそこまで迫っているんですよ

時間が足りない!その要因

お店には営業時間があります。

ランチ営業をして、一旦クローズののちにディナー営業といった感じで。

もちろん、それまでにコースは終えていなければいけないのですが「このテーブルはやばい」という場面があります。

つまり、食べるスピードが遅すぎるということ。

私たちは割と序盤からそのことに気づきます。

なぜなら、営業時間の感覚というのが私たちには身についていますし、食べるのが遅い方は最初っから食べるのが遅い。なかなか途中からペースが変わることは少ないです。

そしてお客様的には、まだ食事は始まったばかり。

まだまだ時間はたっぷりあるように思っています。

しかし、終わりの時間を逆算している私たちからしてみれば、序盤から「このペースでは間に合わない!」というふうになるのです。

時間が足りなくなる要因はこんな感じです。

1、最終来店時間に来店

レストランではそれぞれ最終来店時間を設けています。

この時間までには来てねという時間。つまりコースにおいて、この時間の来店がギリギリだよという時間になります。

食べるスピードに自信がないのなら、早めの来店をおすすめします。

2、遅刻

これ、最終来店の時間以降というのが、最悪のパターンです。

レストランのスタッフ達はタイムリミットまでの仕事密度が増していき、緊張感が走ります。

3、そしてペースが遅い

もちろん、これが最大の要因です。これが全てです。

上記二つが起こっても、食べるペースが早ければ、なんとか時間内に収まります。

ペースが遅い場合、オープンの時間からスタートしてもギリギリの時間になることが多々あります。

遅めの来店時間で、ペースが遅かった場合、申し訳ありませんがこちらも序盤から早く食べていただくように、アクションを起こさなければならなくなります。

ペースが遅いというかほぼストップ状態の時間が多い

コースを食べるペースが遅い方は、なにも食が細いという訳ではないのがほとんどです。

他のことに夢中で、食べるのがストップしているのです。

おしゃべり

もちろん、お話ししながらの食事を楽しんでいただきたいと思っています。

ただ、夢中になりすぎて全く料理に手がつかなくなるのは、こちらとしては焦ります。

パスタをくるくるくるくるくる

これをされたら煽られてる⁉︎サービスマンの行動

さぁ、いよいよ時間が怪しくなってきました。

致し方ないのですが、時間内にコースを終わらせるため、こちらもアクションを取らせていただきます。

みなさま、サービスマンがこのような事ををお客様にたら、お時間が迫っている証かもしれません。

事情を説明する

シンプルに、事情を説明させていただきます。

一番手っ取り早く、直接的なアクションです。

最終来店時間よりも遅れて来店してしまったお客様などには、コースが始まる前から説明をさせていただいて、閉店時間についてと、ペースが遅い場合は急かすようなアクションの了承をいただきます。

料理の途中でも次の料理のカトラリーをセットする

通常、レストランのコースは食べ終えたお皿を下げて、次のお皿で使うカトラリーをセット。

そして次のお皿が出される、という流れになります。

ですが、時間が迫っている中で、次の料理がまもなく出てきてしまいそうな場合は、お召し上がりになっている途中でも次のカトラリーをセットします。

もう次を出さなきゃいけないから急いでね、というメッセージが込められています。

片方が先に食べ終えているお皿だけを下げる

レストランのコース料理においては、そのテーブルの皆様全員が食べ終えてから、まとめてお皿をお下げします。

通常1人だけ先にお皿を下げるなどはしません。

では時間が迫っている場合はどうか。

誰か一人だけ食べるペースがストップしていて、他の方は食べ終えている場合、食べ終えたお皿を先に下げてしまうことがあります

これも食べるのを急いで欲しいという思いを、湾曲に伝えております。

料理が重ねて出される

時間が迫っている旨を説明させていただき、先にカトラリーをセットして、みなさまの完食を待たずに空いたお皿を下げて…。

それでも間に合わない場合は、残念ながら次のお皿を重ねてお出しさせていただきます。

コースとしての流れを壊すことになり、こちらとしても不本意ではありますが、致し方ありません。

まとめ

いかがでしたか?

優雅な雰囲気のレストランにおいて、サービスマンは冷や汗を流している場面があるかもしれません。

まとめると

  • コース料理はある程度スムーズに食べ進めて欲しい
  • なぜなら閉店時間ギリギリになってしまい、急かさなければいけない、終盤慌ただしいコースになってしまう。
  • 時間が迫ってくると、サービスマンは湾曲に急かすアクションを起こす。
  • 食事のペースがゆっくりで、お喋りを楽しみたいお客様は早めの来店がおすすめ。

となります。

終わりに 〜お祝いのプレートはコースの終盤〜

誕生日や記念日、お祝い事の食事で、高級レストランを利用させるお客様はたくさんいらっしゃいます。

こちらからはコースの終盤、デザートのタイミングでプレートをお出しさせていただきますが、閉店時間が迫っていると

プレート出す→デザート出す→はい閉店時間、お会計お願いします→お帰りの準備をお願いします

と、なんだか窮屈な時間になってしまいます。

プレートを出してお祝いする時間こそ、たっぷりと時間が必要ですよね。

こちらの都合のお話もさせていただきましたが、気に留めていただけたら幸いです。

是非とも、今後レストランでコースをお召し上がりになる時は上記のことを、参考にしていただけたらと思います。

食後のゆっくりした時間をお楽しみください

ではでは

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