妻が鼻血を出した
寒さもすっかり和らいできて、今度は暑さと湿気を感じ始めたここ最近です。
ウチの妻は妊娠4ヶ月を迎えました。
まだ外見ではわかりづらいですが、確実にお腹が大きくなってきました。
この中に自分の子供がいるんだなあ、としみじみします。
さて、先日妻が鼻血を出しました。
人生においてほとんど鼻血を出したことのない妻が、1日数回も鼻血を出したということに2人ともビックリ。
妊娠中に身体に異変があると何かと不安になってきますね。
気がかりで鼻血が兆候を示す病気を調べてみたら
白血病
急性白血病
上咽頭がん…
…
…….
………
わー!!
やめろやめろやめろ!!!
とんでもない病名ばかりで余計不安に襲われてしまいました。
…
…….
………
一旦落ち着いて妊婦と鼻血の関係を調べてみたら
妊娠中に突然鼻血が出るようになることがあるみたい。
いや、よかったーーーーー
妊婦さんと鼻血
なぜ妊娠中に鼻血が出るのか?
これは妊娠中のホルモンバランスが関係しているようです。
妊婦中はプロゲステロンというホルモンが増えるのですが、これは血管の拡張作用があります。
なので妊娠中は血管が拡がり、それに伴い体内をめぐる血液の量も多くなっていきます。
さらにこのホルモンは、体内に水分を蓄える作用もあり、体はむくみやすい状態に。
その結果、鼻の中で網目上に血管が浮き出ているところの
- 皮膚がむくみ
- 血管が広がり
- 血流量が増える
そうして鼻の血管が血流に耐えられなくなり、切れて鼻血が出る。
というような仕組みになっています。
とりあえず、妊婦にとって珍しいことではないみたいなので一安心でした。
鼻血と共にある私の人生
さて、そんな妊婦と鼻血の関係についてお話ししましたが、ここにもっと鼻血と関係が深い人物がいます。
そう、私です
何を隠そう私は、鼻血と共に人生を歩んできたといっても過言ではないくらい、年中鼻血がドバドバ出ます。
特に20代前半は一回何かの拍子で鼻血が出たら、1週間近く毎日鼻血が出るような状態でした。
その原因はもちろん体質というところが大きいんですが
そこに疲労と自律神経の乱れが加わることで、1週間鼻血ドバドバ生活の始まりです。
私の20代前半というのは、レストラン厨房での修行時代ということなのですが
長時間労働の疲労により頭は、ぼぉ〜〜〜っとのぼせ、精神的にプレッシャーのかかる仕事で自律神経は乱れまくることで、突然鼻血がこんにちはしてきます。
これがプレッシャーの大きな忙しい場面で出てくるもんだから、当時はなかなか笑えない状態でしたよ…(笑)
当然ながら、絶っっっっ対食べ物に混入させてはいけないので、鼻血が出そうになる兆候を感じとる能力が爆上がりしたり、最悪の事態はなんとしても回避する術が勝手に身につきました。
同時に鼻血が出ても少しの時間で止まるようになりました。荒治療ではありますが…。
そうして無事に鼻血の波を掻い潜り、仕事を終えてもまだ油断はできなかったんです。
なぜなら、この波はまだ第一波にすぎなかったからです。
第一波の鼻血は仕事の緊張感、疲労などによるものなんですが
第二波は緊張感から解放された瞬間にやってくるのです。
この第二波、主に帰宅中に襲ってきます。
そしてこちらの鼻血、困ったことに量が多い!なかなか止まらない!!
これについては長年にわたりこの体質と付き合ってきた自分なりの解釈ですが
第二波の鼻血は緊張感から解放されることで起こります。
仕事終了時、緊張状態だった血管が緊張を和らげます。血管が開きます。
それにより流れる血の量が急上昇!!
血管が耐えられず大量の血がダムを決壊してくる、ということが私の鼻で起こっているのです(多分)
フランスでの修行時代
レストランでの激務を終えて、キックボードで帰路を走ります。
そうしていると、突然鼻からあふれ出る大量の血。
鼻をつまんでも、すすってもいっこうに止まらない鼻血。
パリの誰もいない石畳の夜道を、キックボードをガタガタさせながら、鼻血を垂れ流す若造の日本人。
それが私でした。
おわりに
現在は、その時ほど鼻血は出てきません。
それは、以前よりも心身共に余裕を持てるだけの能力と、労働環境のいい職場を手に入れたからでしょう。
とはいえ、これから夏がやってきます。
のぼせやすい季節です。油断できませんね。
妊婦の方もそうでない方も、どうか無理はせず毎日をお送りください。
ちなみにヨーロッパで鼻血を出すと「のぼせてるんだ、体を冷やせ」と的確な心配とアドバイスをくれます。
「エロいこと考えてるー」と冷やかしてくる日本人とは大違いですね。この差には感動しました。
「鼻血=エロいこと考えてる」っていうイメージ持ってるの、日本人くらいですよ?
その漫画の描写は、海外では伝わりませんよ。
ではでは
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